#34 焚き火と薪小屋づくり③「薪小屋づくり」

荒浜ベースに薪小屋を作る連続ワークショップ「焚き火と薪小屋づくり」第3回、いよいよ今回は荒浜ベースに薪小屋を立ち上げます。

↓当日の様子を映像にまとめました

イベント開始前の朝。気温はマイナス、雪が少しちらつく中、先日の朝活で設置した基礎をスタッフで再調整しました。砕石を足したり減らしたりしながら細かく水平出し。

そしてスリーエイトの方と作業工程を再度打ち合わせ。これがとても大切な時間です。

参加者の方が集まったところで作業開始。今回もスリーエイトの方に協力・指導していただきながら、まずは3グループに分かれて作業を進めます。

こちらは屋根の枠の組み立て。廃材を活用するため、材料に合わせて微妙に寸法を工夫しています。位置に気を付けながら丁寧に角材を組み合わせていく。

屋根部材の塗装。ここは最終的にはほぼ見えなくなってしまう部分ですが、耐水効果のための大切な工程です。

そして壁部分の組み立て。各面あたり柱5本を貫(ぬき)で連結していきます。

さすが特製の治具を作って組み立てた柱、驚くほど高い精度でビシッと貫が通っていきます。

作業の横ではお昼のスープの調理も進んでいます。

今日は小学生の参加者もいたんですが、数時間でメキメキとビス打ちの腕を上げていました。さらには作業工程を先読みして、「次に必要になる部品」を指示もないのに持ってきてくれるなど、周囲の大人を驚かせる活躍ぶり。

屋根のベース部分と壁部材が組み立て終わったところでお昼ごはん。

今日のスープはフランス料理のブイヤベース(Bouillabaisse)です。真鱈や鯛などの魚介、そして荒浜の野菜をふんだんに使っています。

あまりの美味しさに、お代わりの行列ができました。

午後も二手に分かれて作業を続行。屋根チームはベースにアルミ複合板を貼りつけていきます。これも廃材の再利用。

そしてこちらでは壁同士を連結して、床を張りながら本体を組み上げていきます。

後半に進むほど難易度の高めなビス打ちの場面が増えていき、プロの技が際立ちます。初心者の人も、自分でやってみた後に改めてプロの技を見ると、「やっぱり凄い」と実感させられます。笑

いよいよ本体と屋根が合体。薪小屋が組み上がりました。

設置場所まではトラックの荷台に載せて移動します。まるで神輿か大名行列のよう。

準備していた基礎の上に載せ、ついに薪小屋の完成となりました。

第4回「焚き火まつり」は 3/07 の開催となりました。薪小屋の薪を使いつつ、焚き火を使った様々な遊びや料理を予定しています。ぜひご参加ください。

>> 4回の申し込みの受け付けも開始しました


会場協力:荒浜アグリパートナーズ
食材協力:平松農園

薪小屋設計:小山田陽・岩澤拓海
材料・技術協力:スリーエイト
構造設計協力:安田功明


焚き火と薪小屋づくり

2019年度仙台市文化プログラム「東部沿岸地域に集まる場を整えるプロジェクト」
主催 荒浜のめぐみキッチン 公益財団法人仙台市市民文化事業団 仙台市