10/05 荒浜ベースで、朗読と焚き火料理体験を楽しむ会「賢治と焚き火と丸い田んぼ #2」を開催しました。昨年に続く第2回目。
↓当日の様子を映像にまとめました
会場の準備が進んでいきます。前日の大雨とは打って変わっての快晴となりました。
開演時間が近づきます。即興演奏と篠笛とで来場者をお迎え。
日没を迎える頃に開演。篠笛の演奏と、最初の詩「耕母黄昏」。
ちなみに今回、出演者は全員が薄青いワンポイントのアクセサリー(?)を付けています。これもここ荒浜ベースで育った藍で染めた毛糸で作ったものです。
里芋のホイル焼きを味わいながら、ここで土鍋を使ったメイン料理の調理を始めます。
続いての演目は「双子の星」。物語の中に登場する歌に、メロディーを作ってつけてみる試みもやってみました。そしてあの有名な「星めぐりの歌」もこの物語の中に登場します。
メインの煮込み料理が仕上がりました。先ほどの「双子の星」の登場するものに引っ掛けて、オオガラス→鶏肉、サソリ→海老、天の川→牛乳(Milky Way)、そして後半の演目に登場するキャベツと、荒浜の新鮮な長ネギを食材に使っています。
デザートは焼きバナナ。焚き火で焼くことで美味しさが引き立ちます。
「第三芸術」。農民芸術の価値や、農業/日々の営みの中にある美しさを讃えた詩は、私達の活動と宮沢賢治の思想とに共通する部分を感じたもの。この朗読会のきっかけを作ったもののひとつでもあります。
辺りは上弦の月の光る夜になりました。
最後の演目、「セロ弾きのゴーシュ」。
終演の頃には星空が広がっていました。
昨年は「田んぼをステージにしてみよう」という実験的な取り組みでしたが、その後も様々なご縁があり、出演する人も裏方で支えてくれる人も増え、また収穫を迎える稲穂に囲まれての開催ということもあり、今年は敢えて「荒浜のめぐみキッチン収穫祭」と銘打っての開催としていました。
その土地のもの、そこに集う人、そのどちらもが「めぐみ」であると考える私たちの、これもひとつの作品のカタチです。
ご来場いただいた方々、様々にご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。