朝活 2020.08.15/藍の生葉染め

昨年に続き、今年も藍の生葉染めに挑戦しました。朝一番で刈り取った、今年の一番刈りの藍。

今回は木綿のTシャツ、タオル、大判の布、ドレスシャツなど、それぞれが染めたいものを持ち込みました。出来上がりの模様を想像しながら、ところどころ輪ゴムで縛っていきます。縛り終えたら、水に浸して繊維に染め液が入りやすいように準備します。

ここからは染め液の準備。茎から葉をとり、ミキサーに水と一緒に入れて細かく刻んでいきます。

それを不織布で漉しながら絞り、バケツに溜めます。今回は植物性繊維を染めるので、PHをアルカリ性にするための消石灰と、還元剤としてハイドロサルファイトを投入しました(いずれは化学薬品に頼ることなく染められるように計画中です)。

ここから染め作業の開始。水を切った染め布を藍液に浸し、3分経ったら引き上げて絞り、空気にさらす。また3分経ったら浸す。この作業を10セット繰り返します。

空気にさらして酸化すると、緑から少しずつ青く色が変わっていきます。

10回繰り返して、色が入ったなと思ったら流水で染め液を流し落とします。最後に輪ゴムを外したら、どんな模様になっているでしょうか。楽しくも緊張の瞬間です。

荒浜の風を受けて、少しずつ繊維が青みを増してきました。最終的に、この日の空のような青に染め上がりました。荒浜ブルー・プロジェクト、まだまだ勉強することがたくさんありますが、自然のめぐみを楽しみながら続けて行こうと思います。