#32 焚き火と薪小屋づくり②「部材づくり」

荒浜ベースに薪小屋を作る連続ワークショップ「焚き火と薪小屋づくり」第2回の「部材づくり」を開催しました。

今日の会場は、看板・ディスプレーの製作をしているスリーエイトの工場。スリーエイトは荒浜にルーツを持つ会社で、実は偶然にも荒浜出身の社員さんも結構いるそうです。

今回作る薪小屋のCG。今日は主に柱となる部品を作っていきます。

まず最初は木材の塗装から。外に置く小屋のため、防水加工としての役割があります。社長自ら筆の使い方をレクチャーしてくれました。

乾燥を早めるために暖房が活躍中。

部品が出来てきたところで組み立て開始。今回設計している薪小屋は、看板や展示装飾の廃材として多く出てくる細い角材を、束ねることで太い柱のように強度を持たせ、貫(ぬき)を通して連結する構造です。

棒の間に挟む小さいブロックを初心者でも高い精度で取り付けられるように、スリーエイトで特製の治具を作ってくれました。

電動ドライバー(インパクトドライバー)に慣れない方も多かったのですが、やりながらレクチャーを受け、練習し、だんだん上手くなっていきます。

作業の横では昼食の汁物の支度が進んでいます。

「インパクトと電動ドライバーって何が違うの?」「ネジの先端の形が違うと何が変わるの?」など、作業の合間に様々な話が飛び交います。現場で物を作っている人の話を聞くのは、本当におもしろい。

お昼ごはん。今日の汁物は、ロシア料理のウハー(уха)を荒浜の野菜と宮城県産真鱈で作ったもの。レモンの酸味とハーブの香りがとてもいい。

スリーエイトのお仕事も紹介していただきました。看板や造形、展示ブースにとどまらず、本当に多彩な作品が生まれています。

仙台に住んでる人なら、必ずどこかでスリーエイトの仕事を見ています。「看板屋をやってると、だんだん町が俺色になっていくのがおもしろい」は名言。

午後も引き続き長モノの塗装や柱の組み立てを行いました。

作った柱でどんな構造なのかを実際に見たところで、本日の作業は終了となりました。

最後にスタッフでこの先の工程を再確認。いよいよ次回(2/09)は薪小屋の組み立てです。


焚き火と薪小屋づくり

2019年度仙台市文化プログラム「東部沿岸地域に集まる場を整えるプロジェクト」
主催 荒浜のめぐみキッチン 公益財団法人仙台市市民文化事業団 仙台市