めぐみキッチンで準備を進めている深沼ベースの隣は貞山運河。せっかく穏やかな水辺があるので、そこで楽しめる何かがあるといいよね、とこれまで長らく話をしていました。
そんな折、障害者の福祉支援活動をしているmottoの斉藤さんからカヌー体験会をやろうというお声がけがありました。それは良いね!と話は進み、宮城県障がい者カヌー協会、ファブリハ・ネットワークの方々にもご協力いただきながら、まずは一度実験回としてやってみることになりました。
集まったのは海岸公園センターハウス。カラフルな船艇も並ぶ。実はここの裏手にちょうど運河に下りやすい場所があるんです。
ちなみにカヌーとカヤックという呼び名があり、そういえば何が違うんだろう?と疑問に思ってました。一応区別をする場合は、漕ぐ際のパドルが「両側に羽のあるもの」をカヤック、片側のものを(カナディアン)カヌーとするそう。より細かく言うと、カナディアンカヌーは船体がオープンデッキ、カヤックは乗り込む部分にのみ穴が空いているクローズデッキですが、現在では例外も多いため、総称としてそれらを「カヌー」とまとめています。
簡単に漕ぎ方のレクチャーを受け、いよいよ進水。運河のため波もなく安心して乗り込めます。幅広デッキの船体であれば、全然不安感はなかったです。(筆者はカヌー初体験でした)
穏やかな水面をパドルで掻きながら進む。普段は運河脇のサイクリングロードから見下ろすばかりですが、こうして水面から見上げる景色もなかなか良いです。
ここで細長い船体の競技用カヌーが登場。こちらは幅が狭く、バランスを崩すと簡単に横転してしまうものですが、参加者の女の子が初めての競技用カヌーを乗りこなしていました。
めぐみキッチンをいつも支えてくれている常連の遠藤さんが、ずっと水の中で待機しながら、ダイビングインストラクターの経験を活かしてサポートしてくれていました。
競技経験者が快走する姿は見ていても気持ちいい。
カヌー体験を終えた後は、参加者の方々を深沼ベースにご案内しました。焚き火で簡単なバーベキューをしながら、この場所についてや、今後どんな活動ができそうかなどを語らっていました。(ある男の子はすっかり焚き火に夢中に。笑)
実際に一度カヌー体験をやってみて、実際我々スタッフとしてもとても良い感触を得られました。今後具体的にどのようにイベントとして組んでいくかはまだこれからなのですが、これはぜひ一般の方にもご参加いただける機会を作っていきたいと考えています。お楽しみに。